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心不全を知って、予防・治療しよう総合監修:日本医科大学武蔵小杉病院
循環器内科 教授 佐藤直樹先生

心不全の定義

心不全とは、心臓が悪いために、息切れやむくみが起こり、だんだん悪くなり、生命を縮める病気です。

心不全の症状

初期に見られる症状に「むくみ」「息切れ」があります。その他に、「だるさ」や「疲れやすさ」という症状が出ることもあります。

心不全の予防と治療

高血圧、糖尿病、慢性腎臓病(CKD)、心筋梗塞などにひそむ、「かくれ心不全」が増えています。心不全は一度発症すると、入退院をくり返し、だんだん悪くなり、生命を縮めます。心不全を発症させない・再発させない予防や治療が大切です。

心不全についてもっと知る

近年、増加している心不全。心不全の病態や治療について解説します。

Message from 佐藤直樹先生

2025年に向けて今後増々増加する心不全。高齢化とともに、高齢心不全患者さんが大幅に増加し、一方で急性期病床の減少する地域包括化の計画を加味すると急性心不全で入院ができない状況に陥る可能性があり心不全パンデミック時代の到来も予想されています。心不全になると命を失う危険性が高く、急性心不全で入院した人の約6%が入院中に亡くなり、約22%が1年以内に亡くなります。また、約16%の人が心不全によって再入院するといわれています。これは治療の難しい癌に匹敵するほど予後不良なのですが、あまり認知されていません。このような予後不良の心不全に対する対応として、初期は症状が出ず、心不全と気付かない『かくれ心不全』の段階から適切に対処し、進行を遅らせることが最も重要です。心不全のサインである「むくみ」「息切れ」「だるさ」の症状を注意深く観察し、将来の心不全を予防し、再発させない治療を心がけましょう。

2018年7月SS1807276