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INTERVIEW

インタビュー

すべての価値は、
健康であることで
生まれると考えています

株式会社アースホールディングス
代表取締役社長 國分利治さん

「若いころは10年間、休みなく働いていた時期もありましたが、今は体のために休みをしっかり取り、飲み物、食べ物から気をつけています。

体も車と同じで、常にメンテナンスが必要です。人生100年時代と言われますが、無理がたたれば50年で終わる可能性もあります。社員にも、体は“借り物”だから、過信せず、大事にするように、と伝えています」

そう話すのは、全国に約250店舗を展開するフランチャイズ美容室「Hair&Make EARTH」の経営母体、株式会社アースホールディングスの代表取締役社長、國分利治氏。日に焼けた肌に、スマートな体躯が健康的だが、実際、美容業界に入り、約40年、風邪さえもひいていない、という。

また、体重管理は大事だと考えるので、体重計に毎朝乗ります。ベスト体重は58kg。仕事上、ランチに誘われる日もありますが、3㎏程度であれば増えても1週間で調整できます。

「体重は数字なので、客観性があります。太り過ぎれば、食べ過ぎを自覚できますし、やせすぎれば体調が悪いのかな、と振り返るきっかけになる。店の売り上げと同じで、毎日チェックしていればすぐ変化に気づき、その日の過ごし方も変わります。やはり健康には日頃の積み重ねが最も大事ですね」

健康の秘訣は、疲れを翌日に持ち越さないこと。睡眠は毎日6時間取り、毎日、出勤前の朝風呂も習慣の一つだ。

「僕は体を温めることが健康にいちばんいいと思っています。生まれは、福島県の温泉地。実家には風呂がなく、毎日、近くの温泉銭湯で、源泉かけ流しの温泉に入っていました。温泉巡りも好きですし、そういう環境で育った影響もあるのでしょう」

株式会社アースホールディングスでは、2022年、健康経営の施策の一環として、『ボディメンテ ドリンク』を導入。國分氏自身がボディメンテ ドリンクを試し、検討、導入を決めたが、以来、自身も愛飲しているという。

「仕事柄、健康や美容に関する情報を常にキャッチしていますが、ボディメンテは甘みが口に残らず、飲みやすい点が気に入っています。また、体によい感じがするので、続けられる点がよいですね。

私たちの仕事は、直接、お客様にサービスを提供します。どんなにカットがうまくても、体調に自信がない状態ではせっかく予約していただいたお客様に良いサービスを提供できません。それだけに、健康維持やコンディション管理は非常に大切です」

今回の健康施策のユニークな点は、社員だけでなく、美容室に通う顧客にも、ボディメンテ ドリンクを配布したことだ。その裏には、「お客さまの健康によい影響を与えることも、美容師の仕事の一つ」、という考えがある。

「美と健康は繋がっています。日々健康を気遣う方は髪の毛がきれいですし、維持もできています。また、美しくなりたい人は、髪だけでなく、体もきれいになりたいと考えるように感じます。ですから、健康に良いものは積極的にお伝えしたいという考えから、お客さまにもお配りすることにしました」

アースホールディングスでは今回の施策により、78%(※)の社員がセルフケアへの関心度が高まったと答えた。また、職場だけでなくお客さまとの間でも、「健康」をテーマにした話題が増え、コミュニケーションが円滑になった、という声も上がったという。

※アンケート調査概要
調査手法:Webアンケート(無記名式)
有効回答者数:63名(男性49名、女性13名)
調査実施日:2023年1月23日(月)から2023年1月31日(火)まで
調査対象者:Hair&Make EARTH オーナー、従業員

「僕は健康であることは生きていくうえで、もっとも価値が高いと考えます。何事も体調次第、どんなに美味しいものを食べても美味しく感じられないし、素敵な場所に行っても素敵だと思えません。つまり、健康でないと、すべてにおいて価値が生まれない。逆に言えば、健康であればあとは何もいらない、と感じています」

週2日の休日は、趣味のガーデニングに没頭するという國分氏。自宅の庭は勿論、国内に3か所ある会社の保養所にはそれぞれ月1で訪れ、自ら庭の手入れをする。

「サーフィンや素潜り、スノーボードやゴルフも好きですが、自然と触れ合うと健康感が高まる気がします。僕にとっては、水や土を触り、自然と触れ合うほうが、街を走ったり、ジムに行ったりするよりも体にいい。ガーデニングは僕にとってストレス解消法です」