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INTERVIEW

インタビュー

全日本選手権で2連覇を達成
再生アイスホッケーチームが
ボディメンテを導入した理由

ひがし北海道クレインズ(アイスホッケー)

ー 廃部を乗り越え、全日本選手権を2連覇「ベテランと若手のバランスが噛み合った」

廃部という大きな衝撃から、地域の熱い想いを受けて復活したアイスホッケーチームがある。それが、ひがし北海道クレインズ(アジアリーグアイスホッケー)だ。

1949年に十條製紙の企業チームとして北海道釧路市で発足。日本製紙クレインズと名称を変更しながら、全日本アイスホッケー選手権では7度、アジアリーグアイスホッケーでは4度頂点に立った。だが、2018−19シーズンを最後に廃部。70年の長い歴史に幕を下ろした。

だが、釧路に根付き、受け継がれてきたアイスホッケー文化を絶やしてはいけないと有志が団結。2020年にクラブチーム・ひがし北海道クレインズとして再生すると、同年の全日本アイスホッケー選手権で優勝。2021年の同選手権で連覇を飾り、存在感を光らせた。

「個人的には、優勝には経験値がすごく大切だと思っています。優勝経験を持つベテラン選手が多かったということと同時に、若い選手は2020年の初タイトルで経験を積めた。ベテランと若手のバランスなどもうまく噛み合った結果が、2連覇に繋がったのだと見ています」

そう話すのは、現役時代はゴールキーパーとして活躍した清川和彦GMだ。かつてクレインズのゴールを守った人物は現在、フロントオフィスの一員としてチームを支える。勝つための戦力を集め、選手が能力を発揮できる環境を整えるのが仕事。「あとは監督、コーチ、トレーナーに任せています」と信頼を寄せる。

ー 選手各自の生活スタイルに合わせたコンディショニングをサポート

氷上の格闘技とも呼ばれるアイスホッケーでは、激しいコンタクトにも負けない強靱さ、スケートを履いて体を自在に操るバランス感覚、高速で動くパックに反応する敏捷性など、選手に求められる要素は多い。試合で最大限のパフォーマンスを発揮するためにも、健康な体作りやコンディショニングが大きなカギを握る。

クレインズでは、夏場のオフシーズンに毎日、厳しい陸上トレーニングで追い込み、筋肉の成長を含む体の強化を実施。シーズン中は鍛え上げた体の維持を意識しながら、日々のリカバリーに重点を置く。開幕前にフィジカル能力を測定し、シーズン中の数値と比較しながら、体の状態を確認するという。

シーズン中は週末にある試合に向けて、月曜から金曜の午前中はチーム全体で氷上練習を行い、午後は選手個々でトレーニングや治療に励みながらコンディションを調整。20人を超える所属選手のコンディション管理を任される松下昇平トレーナーは、それぞれに合ったアプローチを提案する。

「独身の選手もいれば、家族がいる選手もいて、食生活や生活リズムは多様です。選手が各自のコンディショニングスタイルを作れるように情報を提供し、電気治療器やサプリなどのツールも用意しながらサポート体制を整えています」

近年では、学生時代からトレーニングやコンディショニングに高い関心を寄せる選手も多く、「サプリを摂ったり、セルフリカバリー機器を使ったり、アスリートとしての意識が高くなってきたと思います」と清川GM。日本代表チームでU16世代の担当経験を持つ松下トレーナーは「若い選手が興味を持てているのは素晴らしいこと」と話すと同時に、あふれる情報を取捨選択する大切さについても触れる。

「SNSの普及で中高生でも簡単に知識が手に入るようになりました。ただ、情報に惑わされ、成長期なのに食事よりサプリに頼る選手もいたので、資料を作って親御さんに栄養指導したこともあります。クレインズでも選手によって食生活は違うので、食事や栄養の重要性については口酸っぱく伝えるようにしています」

ー 松下トレーナーもボディメンテを愛用「体が整う感覚があります」

氷上で年間を通じてパフォーマンスを発揮し続けるためには、心身ともに健康なコンディションにあることが大前提となる。そこでクレインズではコンディショニングをサポートするアイテムの1つとして、2021年からボディメンテを導入した。

ボディメンテの愛用者だという松下トレーナーは「飲みやすい味ですし、体を整えるツールになっています」と笑顔。「東京から北海道に移ってきたので、寒さに慣れずに体調を整えるのに苦労した時がありましたが、ボディメンテをお守りのように飲んでいましたね」と自身の経験を話す。

チームでは試合がある日にボディメンテが登場。試合前の練習時からベンチに置いておくと、1選手につき2、3本キープし、試合前、試合中、試合後、各自のペースで摂っている。「試合後は疲労が溜まってすぐに食事は摂れないけれど、ボディメンテのサイズ感ならまずはリカバリーを、と手にする選手もいます。体調管理に役立っているようです」と松下トレーナーは大きく頷く。

こんなこともあった。試合続きで選手のカラダが酷使されていることが気になり、普段の練習日にボディメンテを置いておいた。すると、「あっという間になくなってしまいました。選手は意識していなかったかもしれませんが、体が求めていたのかもしれません」。

クレインズでは、選手が日々の体温や体調などを数値で入力し、体調を管理するアプリを利用している。当然ながら体調には波があるが、近頃は「それぞれの選手の波が落ち着いてきていると思います」と松下トレーナー。ボディメンテもツールの1つとして使うコンディショニングがうまくいっている証だろう。

ひがし北海道クレインズとして3シーズン目を終え、また新シーズンに向けての準備を進める。

「以前は企業チームとしてやっていましたが廃部を経験し、そこから地域の皆さんの声で再生したチームだと思っています。皆さんの想いや歴史を継承しつつ、地域に根差した愛されるチームを目指していきたいと思います」と清川GM。松下トレーナーも「釧路はアイスホッケーが盛んな街。プレーだけではなく考え方も含め、将来有望な子どもたちのお手本になるような選手がたくさん出るようにサポートしていきたいと思います」と続く。

釧路平野を飛ぶ丹頂鶴にちなみ、名付けられたクレインズ。未来に向かって大きく羽ばたきながら、釧路で愛されるアイスホッケーの歴史を紡ぎ続ける。

釧路平野を飛ぶ丹頂鶴にちなみ、名付けられたクレインズ。未来に向かって大きく羽ばたきながら、釧路で愛されるアイスホッケーの歴史を紡ぎ続ける。

この記事は、2022年5月1日、THE ANSWERに掲載された内容です。