大塚製薬株式会社
医療関連事業
2019年11月27日
新剤形「サムスカ®OD錠」新発売
大塚製薬株式会社(本社:東京都、代表取締役社長:樋口達夫、以下「大塚製薬」)は、バソプレシンV2-受容体拮抗剤「サムスカ®(一般名:トルバプタン)」の新剤形として「サムスカ®OD錠7.5mg・同15mg・同30mg」を11月27日から全国の医療機関向けに販売します。
サムスカは、他の利尿薬で効果不十分な心不全や肝硬変の患者さん、および常染色体優性多発性のう胞腎(ADPKD)の患者さんを対象に幅広い年齢層で使用されています。「サムスカOD錠」は、口腔内で速やかに崩壊するため、高齢者や嚥下機能の低下した患者さん等でも服用しやすくなっています。剤形の選択肢が増えることで、患者さんの服用時の利便性の向上が期待されます。
大塚製薬は、今後も世界中の未解決の医療ニーズを満たすため、患者さんやご家族に貢献できる研究開発を進めてまいります。
サムスカについて
サムスカは、「水だけを出す利尿薬が欲しい」という医療現場の声を受けて、当社が創製した薬剤です。ナトリウムなどの電解質の排泄に影響を与えず体内の余分な水のみを出すメカニズムを持つ水利尿薬として、2010年10月に「他の利尿薬で効果不十分な心不全における体液貯留」、2013年9月に「他の利尿薬で効果不十分な肝硬変における体液貯留」、2014年3月に難病である「常染色体優性多発性のう胞腎(ADPKD)の進行抑制」の効能・効果で世界で初めて承認を取得しました。
国内における承認状況
効能・効果 | サムスカ錠7.5mg サムスカOD錠7.5mg | サムスカ錠15mg サムスカOD錠15mg | サムスカ錠30mg サムスカOD錠30mg | サムスカ顆粒1% | |||||||||||
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心不全における体液貯留 | 〇 | 〇 | - | 〇 | |||||||||||
肝硬変における体液貯留 | 〇 | - | - | 〇 | |||||||||||
常染色体優性多発性のう胞腎 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
トルバプタンの海外展開
トルバプタンは2009年に米国および欧州で低ナトリウム血症の適応症で承認を取得しました。またADPKD治療薬として、2015年には欧州、カナダおよび韓国、2018年には米国で承認されました。現在、「サムスカ/ジンアーク*」の承認国は世界40カ国以上に拡大しています。
- ADPKD治療薬でのトルバプタンの海外
製品写真
サムスカの概要
製品名 | サムスカ錠7.5mg サムスカ錠15mg サムスカ錠30mg サムスカOD錠7.5mg サムスカOD錠15mg サムスカOD錠30mg サムスカ顆粒1% |
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一般名 | トルバプタン | ||
効能・効果 |
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用法・用量 |
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承認日 | 2019年8月27日 | ||
薬価収載日 | 2019年11月27日 | ||
薬価 | サムスカOD錠7.5mg 1,298.50円 サムスカOD錠15mg 1,975.40円 サムスカOD錠30mg 2,999.90円 |
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