日本人の栄養摂取量の推移

日本人の食生活は、1945 年以降に大きな変化を遂げました。栄養素の摂取量も大きく変化し、植物性タンパク質などが減少する一方、動物性タンパク質や脂質が大きく増加しています。また、朝食欠食や食物繊維の不足など、新たな課題も発生してきました。

食物繊維の摂取量の減少

食物繊維は、おなかの中の消化酵素で分解されない物質の総称です。特徴として、水分を吸収して膨らむ性質があるので、便通を改善し、おなかの中を毎日すっきりさせて調子を整えるだけでなく、血糖値の上昇を抑えたり、コレステロールを低下させるなど、様々な働きがあります。食物繊維を多く含む食品には、野菜類・イモ類・きのこ類・海藻類などがあります。肉や魚中心の現代の食生活では、食物繊維は不足しがちになっています。「日本人の食事摂取基準(2015年版)」(厚生労働省)では、食物繊維の1日の目標量を女性18g以上、男性20g以上(ともに18-69歳の場合)と定めていますが、20代の男女の平均摂取量は12g(厚生労働省平成25年国民健康・栄養調査報告)。目標量を大きく下回っています。