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INTERVIEW

インタビュー

日本を代表するランナーの
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井上 大仁 選手(マラソン)

ー 大目標の東京五輪へ「今やっていることを積み上げて力をつけたい」

そうして万全の状態で迎えたレースは競技場までもつれ込む大熱戦となりながら、最後の直線でエルハッサン・エルアバシ(バーレーン)を振り切り、タイム差なしで日本勢32年ぶりのアジア制覇を成し遂げた。
「勝てたことはやっぱり、うれしかった。最後は接戦になったけど、準備はしてきたので、やれるという思いはあった。最後まで自分を信じて頑張ることができましたね」
自信をもって大勝負に臨めた裏には、コンディショニングで100%を整えたことが要因の一つになった。

目下、男子マラソンは設楽悠太(ホンダ)、大迫傑(ナイキ)が続けて日本記録を更新し、活気づいている。井上も「自分も続ければいい」と今後に向け、闘志を燃やしている。「マラソンをやるたびに強くなっている実感はあります。日本記録に関わらず、その先を目指していかないと世界と戦えない。記録というものにこだわるより、世界と勝負できるように考えながら練習に取り組んでいます」

当然、その先に見据えるのは2年を切った東京五輪だ。この夏のジャカルタで見せたように、30度超の暑さもものともせず、力を発揮できる強さが井上にはある。「確実に自分の力を蓄えていって、まずは選考会でしっかりと勝ち上がり、東京五輪に出て自分の100%を引き上げていければと思っている。今取り組んでいることを積み上げて、総合的な力をつけていきたいですね」

こちらは2018.11.30にTHE ANSWERに掲載された内容です。