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INTERVIEW

インタビュー

2020年の目標は
インカレ総合2連覇
中央大学自転車競技部が
選んだ“パートナー”とは

中央大学(自転車競技部)

ー 自転車にかけた大学生活 2020年に目指すインカレ総合V2と、その先に描く未来

2020年、中央大学自転車競技部が最大の目標に掲げるのは、インカレ総合2連覇だ。初優勝の原動力となった今村駿介選手、山根将太選手ら4年生を送り出して迎える新シーズン。現3年生以下に共通するのは「大きな戦力だった4年生が抜けたから弱くなったと思われたくない」という思いだという。

「すごく強い先輩方が抜けた穴埋めをするのは、もちろん大変です。でも、プレッシャーを『チームのために』という責任感に、その責任感をやる気に変えて頑張っていこうと思います。そして、今年優勝できたもう1つの要因でもある雰囲気の良さやアットホームな感じは継続しながら、インカレ総合優勝2連覇を目指します」(東矢選手)

「新年度も力のある選手が入部してくると思いますが、卒業する先輩方に比べたらまだまだ。山本が長距離主任という立場になるので、2連覇に向けてストイックな練習が増えると予想されますので、今年以上に育成に力を入れていきたいと思います」(奥村選手)

「チーム力を上げることと同じように、それぞれが個の力を強めることも大事だと思います。僕は出場する種目を3種目から4種目に増やして頑張りたいと思います」(山本選手)

インカレ2連覇という目標の先には、それぞれの未来予想図が描かれている。山本選手が「短距離の中では圧倒的な存在」と言う通り、チーム内で絶大な信頼を集める東矢選手は「僕はプロの競輪選手になりたいです。そこで一番大きなレースが12月にある『KEIRINグランプリ』。まずはそこに出られる選手になりたいです」と意気込む。山本選手は「僕は卒業後はロードレースの世界で頑張りたいと思います。昔から日本人選手はタイムトライアルが弱いと言われているので、UCI(国際自転車競技連合)のタイムトライアル部門でランク上位に入りたいと思います」と、世界の舞台を見据えた。

卒業後は「子供の頃から憧れた消防士になりたい」という奥村選手は、集大成として2020年の全日本自転車競技選手権で上位入賞を狙っている。「海外に拠点を置く日本人選手も出場するので、レベルの大会レースです。僕はそこで成績を残したことがないので、成績を残したいですね。就職後は趣味になってしまいますが、レースには出たいと思います」と話し、自転車愛は変わらず持ち続けるとした。

悲願のインカレ総合初優勝を果たし、なかなか越えられずにいたハードルを越えた中央大学自転車競技部。チームとしても個々の選手としても、新たに足を踏み入れたステージで、どのようなパフォーマンスを見せてくれるのか。自転車に青春を捧げる男たちの挑戦は、まだまだ続く。

この記事は、2020年2月7日、THE ANSWERに掲載された内容です。