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日常生活における脱水とは?カラダの乾燥を防ごう監修:東京女子医科大学 教授 多賀谷 悦子 先生

カラダの水分量を維持することは体調管理に欠かせません。
夏だけでなく、風邪やインフルエンザの感染リスクが高まる冬場にも注意が必要です。
ウイルスは気温が低く、空気が乾燥する冬の環境下で活性化しますが、こうしたウイルスへの感染を防ぐ機能がヒトのカラダには備わっています。体内への異物の侵入を防ぐバリア機能(物理的バリア機能)と、侵入した異物を排除する免疫システムです。2つの防御機能の中でもバリア機能は最初の防衛ラインと言え、皮膚の角質層で病原体をブロックしたり、涙や尿によって異物を排出するほか、気道内では「線毛」が、気づかぬうちに鼻やノドから入り込むウイルスの体内への侵入も防ぎ、防御機能の中でも重要とされています。

線毛運動は、鼻や気管・気管支など気道の粘膜にある吸い込んだ空気中の細菌やウィルスなどの異物を排除する働きです。異物は粘液に捕捉され、線毛運動によって排泄されます。しかし、低湿度の環境下では不感蒸泄による体液の減少で線毛運動機能が低下することが明らかにされています。こまめな水分補給によって、失われる水分を十分に補っておくことは、線毛運動をより正常に維持しておくために効果的です。

気づかないうちに脱水している

私たちは気がつかないうちに皮膚や呼気からの水分の蒸発(不感蒸泄)によって、1日約900mlの水分を失っています。乾燥した環境では、不感蒸泄が多くなることでさらに多くの水分を失います。

カラダの乾燥で防御機能が低下する

空気の乾燥によってカラダの水分を失うことで、吸気中から侵入しようとする異物を阻止するための重要な防御機構のひとつである、粘液線毛輸送機能が低下してしまいます。

イオン飲料はカラダを長時間うるおす

水分補給には、体液に近い成分のイオン飲料がオススメです。ナトリウムやカリウムなどのイオン(電解質)を適切な濃度で含んでいるので、摂取した水分をより長くにキープしてカラダを潤します。