食物繊維を摂ろう!

栄養補助食品(サプリメント)との付き合い方

食物繊維がからだに良いことはわかっていても、食生活はなかなか変えられないもので、目標量をきちんと摂ることは大変です。
食事から食物繊維をきちんと摂ることが一番ですが、栄養補助食品を使えば、不足している食物繊維を上手に補うこともできるのです。

食物繊維の不足を補う栄養補助食品にはどんなものがあるの?

食物繊維は、栄養補助食品を上手に使うことで補うことができます。

サプリメント、ドリンク、食物繊維加工食品

サプリメントはいまや、ドラッグストア・スーパー・コンビニエンスストアなどで簡単に手に入れることができます。
栄養補助食品の中には、ポリデキストロースや難消化性デキストリンなどがあります。食物繊維を補う目的で作られた水溶性食物繊維で、消費者庁によって特定保健用食品(トクホ)の関与成分として認められている製品も数多く発売されているので安全に摂ることができます。

よく食品素材として使用される水溶性食物繊維
  • 難消化性デキストリン
    食物繊維不足を補う目的で作られた、安全性が高くて一番よく使われている食物繊維。
  • ポリデキストロース
    国が許可した安全な「食品」として使用される、血糖値の上昇を抑えたりコレステロールを減らす効果がある食物繊維。

こんな人には特にオススメ!

特にこんな人は、食物繊維の不足分を栄養補助食品で補いましょう。

  • 外食やお酒の機会が多く、血糖値が気になる人
  • 脂肪分の多い食事が多く、血中の脂肪に関する検査値が気になる人
  • 血圧が高めの人
  • 食事が不規則で肥満が気になる人
  • 便秘ぎみの人

食物繊維は1日何グラム補えばいいの?

食事から摂取できる食物繊維量は人によって差がありますが、日本人の平均が18g程度(令和元年国民栄養調査)なので、18~69歳の目標値(男性21g、女性18g:日本人の食事摂取基準(2020年版))には達していません。
例えば、20歳代の女性の場合、平均摂取量は14.6gと目標量より3.4gも少なくなっています(「令和元年国民健康栄養調査」より)。
ちなみにポリデキストロースの1日の許容上限量は特に定められていません。それくらい安全な食品素材ですが、食物繊維を強化した加工食品ばかり摂ると便がゆるくなったり、ミネラル欠乏症になる可能性もあるため、含有量を確認して目標摂取量を補うように摂りましょう。

反対に「おなかをこわしやすい人」は、医師にご相談のうえご利用ください。