知っていますか?「感染症の迅速検査」

検査方法

感染症の検査法

症状・身体所見などから感染症が疑われる場合、病原体を特定するために必要に応じて検査を行います。
一般的な検査には次のようなものがあります。

  • 顕微鏡検査:病原体を直接顕微鏡で観察したり、見やすいように着色し、顕微鏡で観察します。
  • 培養検査:病原体の増殖を促し、観察します。
  • 抗原検査:病原体そのものが含まれているかを調べます。
  • 遺伝子検査:病原体の遺伝物質が含まれているかを調べます。
  • 抗体検査:体の免疫機能により作り出された物質を調べます。
使用される検体
血液、喀痰、尿、便、組織、脳脊髄液、
鼻腔・咽頭・陰部から得られた粘液、唾液 等

どの検査方法も技術が向上し、日々進歩しています。
ここでは、例としてコロナウイルス感染症の流行とともによく耳にするようになった、抗原定性検査(イムノクロマトグラフィー法)の仕組みを紹介します。

検体を採取します。
鼻の奥からの検体採取例です。

スワブ(綿棒)に検体がついた状態です。

抽出液にスワブ(綿棒)を浸し、抽出液に検体がうつるように攪拌します。

しっかりとフィルター(キャップ)を閉めます。

デバイスに指定された滴数を滴下します。