地球は約46億年前に誕生したといわれています。しかし、地球にははじめから水があったわけではありません。誕生して数億年の地球は岩石の塊で、水のもとになる水素や酸素も岩石の中に閉じ込められていました。この岩石が地殻の熱で溶かされ、そこで遊離※1した水素と酸素が結合して、水ができたのです。
- 1遊離とは、原子/原子団が他の物質と結合しないで存在していること。
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身体の水の成分は、電解質(イオン)を含んだ海水によく似ています。私たちの身体を支える水について、その起源から体内に至るまで、その流れを見てみましょう。
身体の水分、つまり体液には「電解質(イオン)」が含まれています。電解質(イオン)とは、水に溶けると電気を通す物質のことです。電解質は水中では電気を帯びたイオンになり、電気を通すようになります。
私たちの身体には、たくさんの水分が含まれていて、成人男性で体重の60%、新生児で約80%が「体液」とよばれる水分でできています。
私たち人間は、暑いところでは皮膚の血管を拡げ血流量を増やし、汗をかくことで体温を調節しています。