脳卒中ってなに?
脳卒中ってどんな病気?
脳卒中とは、脳の血管が詰まったり破れたりすることによって、脳が障害を受ける病気です。脳卒中を発症すると、障害を受けた脳が司っていた身体機能や言語機能が失われたり、場合によっては死に至ることもあります。
医療の進歩や救急体制の整備によって、死に至らない疾患となってきましたが、その影響は大きく、患者さんの日常生活が大きく障害されることも多いのが脳卒中の特徴です。
脳卒中の患者さんは今も増えています。
脳卒中は、かつて日本人の死因の1位を占めていましたが、近年死亡率は減少し、4位となっています(1位は癌、2位は心臓病、3位は老衰)。
しかし、これは救急医療の充実や治療法の進歩により、亡くなる患者さんが少なくなったためで、患者数は依然多いのが現状です。
タイプ別に見ると、以前は脳出血の患者さんが多かったのですが、最近は脳梗塞の患者さんが増えています。
また、高齢になるほど患者さんが増加するのも脳卒中の特徴です。
介護の面からも、脳卒中を含む脳血管疾患が原因で介護が必要になる方が、認知症に次いで要因第2位であることが示されています。
要介護状態区分別の状態像
(80%以上の割合で何らかの低下が見られる日常生活能力(※))
(80%以上の割合で何らかの低下が見られる日常生活能力(※))