脳卒中ってなに?

脳卒中のリハビリテーション

脳卒中を起こすと、片方の手足がまひして動かない、言葉がうまく喋れない、食物がうまく飲み込めないなどの後遺症が残る場合があります。後遺症の程度は様々ですが、早期からリハビリテーションを受けることで後遺症が軽くなる可能性もあります。
脳卒中のリハビリテーションには3つの病期があります。

  急性期 回復期 維持期
時期 発症から1~3週間 1~3週間から3~6か月 3~6ヵ月以降
治療施設 急性期病院 リハビリテーション専門病院
  • リハビリテーション専門病院
  • 介護保険対応の病院・施設
  • 在宅
リハビリテーションのポイント
  • 廃用症候群の予防
  • リスク管理(座位・運動負荷)
  • 合併症管理
  • 機能回復訓練
  • 心理的支持
  • 維持期への橋渡し
  • 機能維持
  • 介護負担の軽減
  • 環境調整
  • 社会資源の活用

リハビリテーションは、病院の理学療法士、作業療法士、言語聴覚士といった専門のスタッフによって行われます。リハビリテーションの効果は個人差がありますが、効果がなくてもあきらめず根気よく続けることが重要です。

日常生活の工夫

退院後、自立した生活を行うためには、生活環境を整えることも大切です。
住宅を改造する、麻痺などがある人のために使いやすく工夫されている道具や食器などを利用するなど、患者さんの状態に合わせて工夫しましょう。
介護保険の申請を早くすることも必要です。

段差をなくす
手すりを付ける
部屋のスペースを広くする
リフトなどを取り付け、使い方を覚える
福祉サービス

福祉サービスを利用できる場合もあります。
詳しくはお住まいの市町村の福祉窓口までお尋ねください。