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脳卒中ってなに?脳梗塞の治療

脳梗塞は、脳の血管が動脈硬化を来した部位に形成された血栓(血の塊)、あるいは心臓で出来た血栓により脳血管が詰まり脳が壊死するものです。
脳梗塞発症から4.5時間を超急性期といいます。発症後早期に、つまった血管を再開通させることができると、症状が劇的に改善する可能性があります。

脳梗塞急性期に対する緊急治療の流れ

脳梗塞患者

発症後4.5時間以内

適応であれば、tPA静注投与

発症後
4.5時間以内

発症後24時間以内

適応であれば、血管内治療

発症後
24時間以内

保存的治療(脳梗塞病型に応じて治療)

フリーラジカル
スカベンジャー

抗凝固薬

抗血小板薬

抗トロンビン薬

デキストラン
40製剤

濃グリセリン·
果糖製剤

t-PAによる治療
発症4.5時間以内であればt-PAという、血栓を溶かすお薬を静脈に注射し、血管を塞いでいる血の固まりを溶かします。ただし、検査に時間がかかるため(1時間程度)、この治療を受けるには少なくとも3.5時間以内に病院に着いている必要があります。
血管内治療
カテーテルという道具を詰まっている血管まで通し、血の固まりを削り取ったり、吸引して再開通させます。発症24時間以内で「内頚動脈」または「中大脳動脈水平部」という太い血管が詰まっている場合、t-PA治療に引き続いて血管内治療を行ったほうが後遺症が少なくなることが分かっています。

脳梗塞急性期のお薬による治療

脳梗塞がおこってから48時間以内であれば血が固まるのを抑制するお薬(抗凝固薬)を投与します。
アテローム血栓性脳梗塞、ラクナ梗塞の場合には、血を固まりにくくするお薬(抗血小板薬:一般的には血をさらさらさせるお薬として知られています)を投与します。

治療 病型
ラクナ梗塞 アテローム血栓性脳梗塞 心原性脳塞栓症
t-PA
  • 血栓を溶かすお薬
外科的治療・血管内治療
  • 血の固まりをとるなどの外科的治療
×
フリーラジカルスカベンジャー
  • 脳を保護するお薬
抗血小板薬(注射)
  • 血小板の働きを抑えるお薬
×
抗トロンビン薬
  • トロンビンの働きを抑えるお薬
× ×
抗凝固薬(注射)
  • 血液の凝固を抑えるお薬
抗凝固薬(経口)
  • 血液の凝固を抑えるお薬

(心房細動合併時など)

(心房細動合併時など)
抗血小板薬(経口)
  • 血小板の働きを抑えるお薬
×
デキストラン40製剤
  • 血流をよくするお薬
ときに○ ×
濃グリセリン・果糖製剤
  • 脳浮腫を軽減させるお薬
原則として×
t-PA 血栓を溶かすお薬です。
ラクナ梗塞、アテローム血栓性脳梗塞、心原性脳塞栓症の治療に用いられます。
外科的治療・血管内治療 血の固まりをとるなどの外科的治療です。
アテローム血栓性脳梗塞、心原性脳塞栓症の治療に用いられます。
フリーラジカルスカベンジャー 脳を保護するお薬です。
ラクナ梗塞、アテローム血栓性脳梗塞、心原性脳塞栓症の治療に用いられます。
抗血小板薬(注射) 血小板の働きを抑えるお薬です。
ラクナ梗塞、アテローム血栓性脳梗塞の治療に用いられます。
抗トロンビン薬 トロンビンの働きを抑えるお薬です。
アテローム血栓性脳梗塞の治療に用いられます。
抗凝固薬(注射) 血液の凝固を抑えるお薬です。
ラクナ梗塞、アテローム血栓性脳梗塞、心原性脳塞栓症の治療に用いられます。
抗凝固薬(経口) 血液の凝固を抑えるお薬です。
ラクナ梗塞(心房細動合併時など)、アテローム血栓性脳梗塞(心房細動合併時など)、心原性脳塞栓症の治療に用いられます。
抗血小板薬(経口) 血小板の働きを抑えるお薬です。
ラクナ梗塞、アテローム血栓性脳梗塞の治療に用いられます。
デキストラン40製剤 血流をよくするお薬です。
アテローム血栓性脳梗塞の治療に用いられます。ときにラクナ梗塞の治療にも用いられます。
濃グリセリン・果糖製剤 脳浮腫を軽減させるお薬です。
アテローム血栓性脳梗塞、心原性脳塞栓症の治療に用いられます。原則としてラクナ梗塞の治療には用いられません。