CREA Web
大塚製薬
製薬は女性の健康づくりを
サポートします
  • LINEで送る

PMSはいつから起こる? | PMSラボは月経前の心や身体の不調「月経前症候群」に関する情報サイトです。

PMSはいつから起こる?

公開日:

更新日:

毎月起こるPMS。振り返れば「もう何年も悩まされている」という人も、多いのではないでしょうか?症状にも個人差があるPMSですが、“いつから”“どんなタイミングで”起こるかというのも、人によってさまざまです。今回は、PMSが起こりやすい年代のこと、そして、毎月のどの時期に症状が出やすいかについて解説します。

PMSが起こりやすい年代は?

初経を迎える10代から閉経を迎える50歳前後まで、さまざまな年代の女性がPMSに悩んでいますが、症状のピークは20代後半から30代という報告が多いようです。(※1)
一方、思春期から重度のPMSがみられるとの報告もあります。症状は人によってさまざまで、身体症状が強く出る人もいれば、精神症状ばかり出る人もいます。PMSの症状の出方に個人差があるように、PMSの起こりやすい年代も人によって異なります。

PMSの症状が出るタイミング

PMSの症状が出るタイミングは、大きく分けると図の4つのパターンに分類できます。

PMSの出現パターン

PMSの出現パターン

(Clin Obstet Gynecol; 26(3): 710-18, 1983)

PMSの症状は、本格的に月経がはじまると自然に消えていくことが多く、感じるとしても軽いレベルになります。月経期間の後半から次の排卵までの間にも症状が出るようなら、それはPMSではありません。別の病気が潜んでいる可能性があるので、医療機関を受診しましょう。

月経前といっても、症状が現れるタイミングは様々で、その時々の心と身体の状態によっても大きく変化します。しかし、気になる症状が月経周期のどのタイミングで出やすいかについて把握しておけば、心構えも変わり、対策が立てやすくなります。

※1 最新女性心身医学; 本庄英雄監修, 日本女性心身医学会編, ぱーそん書房: 158-69, 2015

監修 小川真里子特任教授

福島県立医科大学 
ふくしま子ども・女性医療支援センター

福島県立医科大学医学部卒業。慶應義塾大学産婦人科を経て、2007年に東京歯科大学市川総合病院産婦人科助教、2011年同講師、2016年同准教授。2024年4月より現職。日本産科婦人科学会産婦人科専門医、日本心身医学会心身医療専門医、日本女性心身医学会認定医などの資格を持ち、PMSや更年期などの診療にあたる。

PMS(月経前症候群)についてもっと見る

  • PMS(月経前症候群)について PMSの原因

    PMSの症状がでる原因には「性ホルモン」が関わっています。現在有力とされている説を詳しくみていきましょう。

    公開日: 更新日:
  • PMS(月経前症候群)について PMS症状の個人差

    PMSの症状の種類や出方、重症度には個人差があります。年代による差異もみられますが、中には気づいていない人も・・・?

    公開日: 更新日:
  • PMS(月経前症候群)について PMSとPMDDの違い

    PMDD(月経前不快気分障害)とは何か?PMSとの違いを解説します。思いあたる人はPMDDの自己診断表でチェック!

    公開日: 更新日:

CREA WEBの新着記事

  • LINEで送る