大塚製薬
製薬は女性の健康づくりを
サポートします
  • LINEで送る

女性ホルモンの働き | PMSラボは月経前の心や身体の不調「月経前症候群」に関する情報サイトです。

女性ホルモンの働き

女性特有の、約1カ月周期の心身の変化をつくり出しているのは、おもに女性ホルモンの「エストロゲン(卵胞ホルモン)」と「プロゲステロン(黄体ホルモン)」です。脳からの指令によって卵巣から分泌されるこれらについて知ることは、女性として生きていくうえでとても大切です。2つの女性ホルモンについて正しく理解しましょう。

女性ホルモンと月経の関係

女性ホルモンには、卵巣から分泌される「エストロゲン(卵胞ホルモン)」と「プロゲステロン(黄体ホルモン)」の2つがあります。月経のある女性の心と身体の状態は、これらのホルモンの影響を受け、約1カ月の周期(=月経周期)で変動するものです。

女性ホルモンの変動と月経周期

(周産期医学; 41増刊号: 3, 2011)

エストロゲンには、代謝アップや精神状態の安定化、肌の潤いやツヤを守る……といった、女性にとってうれしい作用がたくさんあるので、エストロゲンが増えていく卵胞期は「心身ともに好調」でいられる時期です。
一方、エストロゲンが減ってプロゲステロンが増える黄体期は、心身ともに不調になりがちです。この時期は、排卵を合図に妊娠を維持しやすい状態に身体を整えようとして、栄養や水分を体にたくわえようとします。そのため、太りやすい、むくみやすい時期でもあります。
エストロゲンとプロゲステロンの両者の分泌が下がりきると、次の月経が始まります。

女性らしさをつくるホルモン「エストロゲン」

エストロゲンは女性らしさをつくるホルモンで、成長とともに分泌量が増え、生殖器官を発育、維持させる働きをもっています。女性らしい丸みのある体形をつくったり、肌を美しくしたりする作用もあるホルモンです。
その分泌量は毎月の変動を繰り返しながら20代でピークを迎え、およそ20年間の性成熟期を経て、ホルモンを分泌する卵巣の機能は少しずつお休みモードになります。そして、45~55歳の更年期になると、分泌量は急激に減ります。

妊娠の準備のためのホルモン「プロゲステロン」

プロゲステロンは排卵直後から分泌量が増える、妊娠の準備のためのホルモンとも言えます。基礎体温を上げ、受精卵が着床しやすいように子宮内膜を安定させ、乳腺を発達させる働きもあります。
妊娠が成立しなければ、排卵の1週間後くらいからプロゲステロンは減り始めます。さらに1週間くらい経つと、妊娠のために厚くなっていた子宮内膜がはがれる「月経」が始まります。

月経周期とエストロゲン、プロゲステロン

月経周期は、卵胞期(排卵前)、排卵期、黄体期(月経前)の3つに分けられます。卵胞期のうち月経がある期間を、月経期と呼ぶこともあります。
女性の月経周期は卵巣から分泌されるエストロゲンやプロゲステロンだけが関与しているものではなく、脳下垂体から出る卵胞刺激ホルモン(FSH)や黄体化形成ホルモン(LH)などさまざまなホルモンが関連し合い、1つの周期をつくり出しています。
月経周期をつくり出すホルモン分泌の変動と、それに伴う卵巣や子宮の変化について、以下の2つの図で説明します。

月経周期をつくり出すホルモンの変動と卵巣、子宮の様子

①~⑦のくり返しで月経周期がつくられる

このように女性の月経周期は、とても複雑な仕組みによって作られています。特に月経前の⑥⑦の時期がPMSの症状が出やすい時期となります。エストロゲンとプロゲステロンの激しい増減の影響で、身体にさまざまな症状が現れます。

ストレスで女性ホルモンの分泌リズムに乱れが!?

女性ホルモンをいつ、どのくらい分泌すればいいかについて、脳と卵巣は常に連絡を取り合い、うまくコントロールしています。脳の視床下部から出る「ゴナドトロピン放出ホルモン」が下垂体を刺激し、下垂体からはFSHとLHが出て、卵巣を刺激します。
その結果、「エストロゲン(卵胞ホルモン)」が多くなって排卵、排卵が終わったころから「プロゲステロン(黄体ホルモン)」が多くなるという、正常なホルモン分泌リズムが刻まれます。また、「エストロゲンもプロゲステロンも、順調に出ているよ」という情報は、脳へフィードバックされます。
ところが、ストレスや無理なダイエット、睡眠不足などで心身に大きな負担がかかってくると、脳は「子孫を残すよりもまず、命を守るのが優先」と判断し、卵胞を育てて女性ホルモンを分泌させることをお休みしてしまうことがあります。
心身の調子が悪いとき、月経周期がおかしくなったり、ひどい場合は月経が止まったりするのはそのためです。

  • LINEで送る